年長のお子さんがいると、親御さんは小学校入学に向けて、ひらがなや数字をどこまで身につけておけばよいのか気になることがあります。家庭で紙のワークを用意しても、お子さんが一人で問題を読めない場合は、親御さんが横で説明したり、終わったあとに丸付けをしたりする必要があります。仕事や家事がある中で毎日続けるのは、意外と負担になるものです。
そのような家庭では、タブレット教材を入学準備に利用する方法があります。問題の読み上げや自動丸付けに対応した教材なら、お子さんが自分で進められる部分を増やせます。ただし、タブレットだけで入学準備を済ませるのではなく、紙に書くことや生活の中で数を使うことも残しておくことが大切です。
入学前に学習を先取りしすぎる必要はない
年長だからといって、小学校1年生の学習内容を先にすべて覚える必要はありません。入学前は、文字や数に興味を持つことと、短い時間でも学習に取り組む習慣を少しずつ作ることを意識するとよいでしょう。
文部科学省の幼稚園教育要領解説でも、数量や文字については、生活や遊びの中で興味を持ち、必要に応じて使う経験を重ねることが大切だとされています。入学前から正確に読み書きできることを求めるのではなく、お子さんが文字や数を身近なものとして捉えられるようにしていくことが、その後の学習につながります。
紙教材では親御さんの付き添いが必要になることもある
紙教材は、鉛筆を使って文字や数字を書く練習がしやすく、お子さんがどこで迷っているのか親御さんも確認しやすいという良さがあります。一方で、年長のお子さんが一人で問題文を読んで進めるのは難しいこともあります。その場合、親御さんが問題を読んだり、やり方を説明したり、丸付けをしたりする必要があります。
親子で一緒に取り組む時間を楽しめているなら、紙教材を続けても問題ありません。しかし、親御さんが毎日付き添う時間を取れず、教材を用意しても使わなくなっているのであれば、学習方法を変えることも考えてみましょう。
タブレット教材では、問題の読み上げや学習内容の案内、自動丸付けなどを端末が行うものがあります。親御さんが毎回横について教えるのではなく、お子さん自身が進める部分を増やせることが、紙教材との大きな違いです。
タブレットは「自分で取り組む練習」に使う
タブレット教材を利用する目的は、たくさん先取りすることだけではありません。年長のお子さんが、自分で学習を始めて、最後まで取り組む経験を作るためにも使えます。
小学校に入ると、先生の説明を聞いて自分で問題に取り組んだり、家庭で宿題をしたりするようになります。年長のうちに、短い時間でも自分から教材を開いて取り組む習慣ができていると、入学後の家庭学習にもつながりやすくなります。
音声で問題を聞ける教材なら、文章を一人ですらすら読めないお子さんでも取り組めます。親御さんは毎回問題を説明する代わりに、学習が終わったあとで内容を確認したり、お子さんができたことを一緒に見たりする関わり方に変えることができます。
ひらがなや数字は紙でも使う
専用ペンを使うタブレット教材では、ひらがなや数字を書く練習もできます。ただし、画面に文字を書くことと、鉛筆で紙に書くことは同じではありません。
タブレットで書き順や文字の形を確認したあとに、自分の名前や簡単なことばを紙に書いてみるなど、鉛筆を使う機会も残しておくとよいでしょう。数字についても、教材の問題だけで終わらせず、時計やカレンダーなど日常生活の中で実際に数字を見る機会を作ると理解しやすくなります。
紙とタブレットのどちらか一方に決める必要はありません。タブレットでは一人で進める学習、紙では実際に書く練習というように、それぞれの特徴を生かして使い分ける方法があります。
タブレットを使う時間と場所を決める
タブレット教材を始める場合は、学習内容だけでなく、家庭での使い方も決めておきましょう。学習用であっても、長時間画面を見る使い方は避けたいところです。
こども家庭庁も、子どもがスマートフォンやタブレットを利用するときには、家庭でルールを作り、姿勢や画面との距離など健康面にも注意するよう案内しています。
年長のお子さんなら、夕食前など毎日取り組みやすい時間を決め、終わったら端末を片づけるところまで習慣にするとよいでしょう。動画を見るためのタブレットとは使う時間や場所を分けておくと、学習との区別もしやすくなります。
紙教材を毎日見るのが難しい家庭にはスマイルゼミも選択肢
スマイルゼミの年長向け教材では、問題の読み上げや自動丸付けに対応しており、お子さんが一人で進めやすい仕組みになっています。文字や数だけでなく、時計など小学校入学を意識した内容も含まれています。
そのため、紙教材を使うと毎回親御さんが横についていなければ進められない、仕事や家事で丸付けまで毎日行うのは難しい、お子さん自身はタブレットなら興味を持って取り組めそう、といった家庭には利用しやすいでしょう。
スマイルゼミ【幼児コース】一方、紙に文字を書くことが好きなお子さんや、親御さんと一緒にワークに取り組む時間を楽しんでいるお子さんなら、無理にタブレットへ切り替える必要はありません。入学準備のために何をたくさん学べるかではなく、お子さんが自分で取り組みやすいか、親御さんが無理なく続けられるかを基準に考えてみましょう。
紙教材とタブレットを家庭に合わせて使い分ける
年長の入学準備では、ひらがなや数字をどこまで先取りできたかだけでなく、お子さんが自分で学習を始める経験を増やすことも大切です。親御さんが紙教材を毎日見ることが負担になっている場合には、タブレット教材を使って、お子さんが一人で進められる部分を増やす方法があります。
紙教材には実際に鉛筆を使える良さがあり、タブレットには問題の読み上げや丸付けを任せられる良さがあります。どちらか一方に決めるのではなく、お子さんの様子と家庭の生活に合わせて使い分けていくとよいでしょう。


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