FP3級や日商簿記3級、宅建などの勉強をしていて、テキストを読んでも分からないところがあると、ChatGPTなどの生成AIに聞く人が増えています。分からなかった用語も、AIに聞けばかみ砕いた言葉で説明してくれますし、何度聞き直しても嫌な顔をされることはありません。勉強が順調に進んでいるように感じている人も多いと思います。
ところが、問題集や模擬試験を解いてみると、思うように点が取れない。説明を読んだときは分かったはずなのに、選択肢を前にすると迷ってしまう。そんな経験をして、「このやり方で本当に合格できるのだろうか」と不安になっている人もいるのではないでしょうか。この記事では、AIを資格の勉強に使っている人が、学んだことを点数につなげるための考え方をまとめました。
「分かった」と「解ける」は違う
私は塾講師や家庭教師として、長く中高生に勉強を教えてきました。授業で説明を聞いているときは、生徒さんの多くが「分かった」とうなずきます。ところが、同じ内容の問題を自分で解かせてみると、手が止まってしまうことが少なくありませんでした。説明を聞いて理解することと、自分の力で答えを出せることの間には、思っている以上に大きな差があります。
AIの説明は分かりやすいので、読んでいるうちに理解した気持ちになります。ただ、試験で求められるのは、何も見ずに自分で答えを出す力です。説明を読むだけの勉強では、この力はなかなか身につきません。
資格試験で問われるのは「細かい違い」
資格試験の問題は、全体の流れを理解しているだけでは解けないように作られています。よく似た選択肢の中から、言い回しの細かい違いや、数字のわずかな違いを見分けて、正しいものを選ばなければなりません。
AIに質問すると、聞いたことについて分かりやすくまとめてくれます。その一方で、試験でよく狙われる例外や、まぎらわしい選択肢の見分け方までは、こちらから聞かない限り教えてくれないことがほとんどです。AIの説明で全体像をつかんだあとに、試験の形式に合わせた問題で、細かいところまで確かめる必要があります。
資格によって、つまずくところは違う
簿記の場合は、仕訳の考え方を読んで理解できても、実際に問題を前にすると、どの勘定科目を使えばいいのか手が止まることがよくあります。簿記は、自分で仕訳を書き、電卓で計算して答えを出せて初めて点数になる試験です。AIの説明を読む時間より、手を動かして問題を解く時間を多く取ることが大切です。
FPの場合は、税金や社会保険、年金などの制度の数字が多く出てきます。こうした数字や制度は毎年のように見直されるため、AIが古い情報をもとに答えてしまうこともあります。宅建のような法律系の資格でも、法改正があった部分は、AIの答えが最新の内容と合っていないことがあります。数字や制度について聞いたときは、必ず最新のテキストや公式の情報で確かめるようにしましょう。
AIで理解し、問題演習で確かめる
AIは、分からないところを理解するための道具として、とても役に立ちます。大切なのは、AIに説明してもらったら、そこで終わりにしないことです。説明を読んだあとは、何も見ずに要点を自分の言葉で書き出してみたり、同じ内容の問題を解いてみたりして、本当に身についたかを確かめましょう。
間違えた問題は、どこが分かっていなかったのかを教えてくれます。正解できた問題も、少し時間をあけてもう一度解くことで、記憶に定着していきます。AIで理解し、問題で確かめる。この順番を繰り返すことが、点数につながる勉強になります。
オンスク.JPを使って問題演習をしてみる
試験に合わせた問題で、理解したことを確かめる場がほしい。そんな人には、「オンスク.JP」のようなオンラインの資格講座を組み合わせる方法があります。
オンスク.JPは、60以上の資格講座を定額で受けられるサービスです。全講座の講義動画と問題演習が使えるウケホーダイ-スタンダードは、月額1,628円(税込)です。講義動画は1本5〜15分ほどで、講義に連動した問題演習を解いて、理解できたかをすぐに確かめられます。間違えた問題だけを解き直したり、実力テストでその時点の力を確認したりすることもできます。FP3級、日商簿記3級、宅建、ITパスポートなど、仕事に役立つ資格の講座がそろっています。
分からないところはAIに聞いて理解し、オンスク.JPの問題演習で解けるかを確かめる。それぞれの得意なところを生かして組み合わせると、AIを使った勉強の不安も小さくなるはずです。
スキマ時間を有効活用できる【オンスク.JP】スマホで資格の勉強をするときの講座の選び方は、こちらの記事でも紹介しています。
スマホで資格の勉強はどこまでできる?月額制オンライン資格講座を比較
まとめ
AIは、分からないところをすぐに分かりやすく説明してくれる、心強い勉強の相手です。ただ、資格試験で問われるのは、似た選択肢の細かい違いを見分け、自分の力で答えを出す力です。説明を読んで分かった気持ちになったら、問題を解いて確かめることを習慣にしましょう。
簿記なら手を動かす時間を増やす、FPや法律系の資格なら数字や制度を最新の情報で確かめる。資格ごとのつまずきやすいところを意識しながら、AIと問題演習を上手に組み合わせて、合格を目指してください。

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